吉山プラスチック工業のDSI 成形(ダイスライドインジェクション成形)をご紹介いたします。
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DSI 成形(ダイスライドインジェクション成形)

DSI 成形(ダイスライドインジェクション成形)

DSI 成形(ダイスライドインジェクション成形)は(株)日本製鋼所で開発された中空体・積層構造体を射出成形する為の新しい成形技術です。内部構造の複雑な中空体を正確にしかも早く成形できる射出成形工法で、様々な製品で多く活用されている成形方法です。

その原理は、半割り中空体の1次成形品部を金型内でダイスライドさせ、型閉後それらの接合面に2次樹脂を射出接合させ中空体を得るDSI-2Mと、非中空構造で2種類の樹脂を積層一体化させたM-DSIがあります。
成形機は油圧機構によりスライドする金型構造を有し、2種類の原料を組み合わせて成形することも可能です。

DSI 成形(ダイスライドインジェクション成形) -詳細情報-
二色成形の流れ(1)各種説明

(1)一次射出

DSI成形(ダイスライドインジェクション成形)は中空体の内部構造が複雑な製品を成形する事を目的とした成形方法なので一次射出で中空体を2分割した成形品を一度に成形します。
二色成形の流れ(1)各種説明

(2)ダイスライド

型が開き、画像上にはありませんがこの際にランナーと呼ばれる上下の成型品をつなぐ射出の際に出た余分な部分を取り除きます。そしてここからがDSI成形(ダイスライドインジェクション成形)の特徴である一次成形部品を金型内でスライドさせる『ダイスライド』を行います。
二色成形の流れ(1)各種説明

(3)二次射出

二次樹脂を射出接合させ中空体を成形します。この後、型内でまだ熱々な中空体は急激に冷やされると縮小や型くずれを起こしてしまうので必要に応じ、型拡張や特殊なガスを中空体に入れ冷却作業が行われます。


アニメーションで見るDSI 成形(ダイスライドインジェクション成形)
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DSI 成形(ダイスライドインジェクション成形)使用例

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